分子整合栄養療法カウンセラーで歯科衛生士のPUNIです。

今、“朝活”なるものが注目されていますね。起業女子のSNSの発信を中心によく見かけると思います。

何を隠そう、私も朝活に憧れて、『毎朝6時に起きて、カフェでゆっくりコーヒーと朝食をとりながら、仕事までの時間を優雅に過ごすんだ❤︎』

などど、頑張って早起きしていた時期がありました。

なんとか起きられていた頃はよかった。しかし数ヶ月経った頃から、全く朝が起きられなくなってしまったのです。

あんなに幸福感をもたらせてくれる朝活ができなくなった理由は、『身体のスペック』に問題があったからでした。

朝活はとても有意義で、日々の生活を充実したものに変えてくれるでしょう。

しかし、中には朝活が向いていない・朝活ができない人もいます。

これは、精神論や根性論ではなく、個人の体質や身体の状態によります。

これを知っていないと、朝活は逆効果。

ここでは、朝がなかなか起きられない、朝活が続かないという悩みがある人に、ぜひ知っておいてほしい『朝活に向かない3つのタイプ』を私の体験談とともにまとめました。

 

 

朝活を始めたきっかけ


朝活を始めようと思ったきっかけは、変化のない毎日を充実したものにしたかったからです。

毎日同じ時間に満員電車で出勤し、毎日同じ顔ぶれと仕事をし、毎日同じ時間働き、毎日同じ時間に帰る…

そんな日々にちょっと飽きていたんですね。

そんな日常の始まりに、『都内のおしゃれなカフェで朝食をとりながら、コーヒーの香りに包まれ読書をする』時間をプラスしました。

朝早く起きて自分の時間を大切にする。そんな朝活は、私にこの上ない充実感と幸福感を与え、精神的にも余裕のある日々をあたえてくれていました。

 

“朝起きられない”は精神論じゃなかった


 

そんな朝活を始めた当時( 27歳)、PMS(月経前症候郡)の悪化に悩んでいました。

(PMSの原因についてはこちらで解説しています。)

排卵日を過ぎると、一日中耐え難い眠気・風邪のようなだるさ・腹部膨満感・胸の張り、糖質欲求が強く過食気味。胃腸は重く、夜はなかなか寝付けないという不調の強さ。

もともと、私は10代の頃から早起きが苦手で、寝不足だとふらふらしてしまうタイプ。

家庭環境が不安定だったので、表には出しませんが割と神経質で、少しでも不安なことや考え事があると眠れなかったり、音・光の刺激に敏感ですぐ目が覚めてしまうところがありました。

このように、普段からあまり睡眠の質が良くないことが多かったんですね。

でも、朝活の気持ちよさにハマっていた当時は、(ストイックな性格も手伝って)眠い日も根性で起きていたんです。

当時は栄養療法に出会っていなかったので、朝の弱さは精神論だと思っていましたが、今思うと無理しすぎですよね。

当然、無理はそう続きませんでした。数ヶ月後には全く朝が起きれなくなっていたのです。

 

この原因となる3つの要因を解説します。

 

1、朝起きられない=コルチゾールが出ていない


朝元気に活動させるコルチゾールの働き

朝が弱い人は、まず、朝のコルチゾールの分泌が著しく低下していることが考えられます。

引用:コルチゾールの無駄遣いを避けることが健康への近道

 

コルチゾールの分泌は脳にある体内時計によって調整されています。これを日内変動(サーカディアン・リズム)と言い、コルチゾールの日内変動は、大まかには朝に最高に達し、夜中に最低になります。

コルチゾールは早朝から次第に分泌量が増え、身体を目覚めさせ日中の活動に備えます。朝の8時あたりにピークを迎えて、その後分泌量が徐々に減り、夜中にはピーク時の10分の1以下まで低下します。

この日内変動が狂い、朝のコルチゾールの分泌が減っている人は、朝の覚醒がうまくいかず“眠くて起きられない”のです。

この、コルチゾールの分泌が狂った状態を副腎疲労といい、うつ、疲労感、月経前症候群、生理痛がひどくなるなどのあらゆる不調が出てきます。

私は当時、この副腎疲労の疲弊で、朝起きられないにも関わらず、コーヒーでドーピングして覚醒していたのです。

 

2、朝起きられない=メラトニン・セロトニン不足


夜の入眠にメラトニン、朝のやる気にセロトニン

コルチゾールの分泌不足は朝の覚醒に問題を起こしますが、メラトニン不足による夜の入眠障害や朝のセロトニン不足も、覚醒に影響を与えます。

 

炎症があるとセロトニン・メラトニンが減る

幸せホルモンの「セロトニン」、安眠ホルモンの「メラトニン」がうまく作れない原因に、キヌレニン仮説があります。

セロトニン、メラトニンも、トリプトファンを原料に作られます。

原料は同じトリプトファンでも、炎症があれば、セロトニンが作られる経路より、キヌレニン経路が優先され、結果、セロトニン、メラトニンの合成は低下するというもの。

セロトニン不足とキヌレニン経路についてはこちら

私はまさしくそれで、10代から頑固な便秘症で、腸に慢性炎症を抱えていました

ゆえに、トリプトファンはキヌレリニン経路に使われ、セロトニン・メラトニンは不足している状態。

そりゃ、なかなか寝付けないわけです。

もちろん、扁桃体が過敏で、不安があると脳が興奮して寝付けないこともありますが、それ以上に、普段からの寝付きの悪さはここから来ていたわけです。

 

現代人は、そもそもセロトニン・メラトニン不足気味

近年、人工光が増え、日光が減った現代人の暮らしはメラトニンの自然分泌が減り、睡眠障害の原因となっていると言われています。

メラトニンが自然と分泌される理想的な生活サイクルは、太陽の光と共に生活すること。昔よりも室内で活動する時間が増え、高性能化し続ける照明や、携帯・スマートフォン、テレビ、パソコン、ゲーム端末等、自然光以外の光を昼夜問わず浴びている現代人は、メラトニン不足になりやすいんだとか。

参考:メラトニンが不足する原因/快適.life

 

3、朝起きられない=夜間低血糖


女性は低血糖症になりやすいことはこちらの記事でも書かせていただきましたが、夜間低血糖があると睡眠が浅くなったり中途覚醒しやすくなり、慢性的な睡眠不足を引き起こします。

常に睡眠が足りてなくて体は疲れているのに、朝無理やり起きることを習慣にしようとすると、カフェインでドーピングすることになります。これは副腎に負担をかけることになり、さらにコルチゾールは枯渇し、廃人まっしぐらになります。

朝起きるのが辛い、朝食を抜くと動けない、コーヒーを飲まないと始まらない、夜間歯ぎしりをしている人は低血糖症を疑い、早起きの習慣づくりの前に低血糖症の改善をしましょう。

 

朝活を成功させるには『身体づくり』から


朝活を充実させるには、モチベーションも大事ですが、それよりも朝活できる『身体のスペック』であることが必要です。

ストレスが多く副腎が疲労している人、炎症がありメラトニンが作られていない人、低血糖症がある人は、睡眠の質が悪く、朝が辛い人が多いと思います。

少しでも上記に当てはまるようなら、無理をせず、まずは身体を整えることから始めましょう。

SNSで充実した朝活女子を見かけても、嫉妬してはいけません。

彼女たちとあなたの身体のスペックは違います。

これまでの人生、生活環境、食生活、ストレスの度合いは一人一人違います。

当然、身体の状態も違うのです。

私はこのことを自覚できずに、成功している人の真似をして、体調を悪化させました。笑

 

フクジン疲労女子である私のこの失敗談が、少しでもお役に立てたら幸いです。

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