不安や不満は脳の扁桃体の働き
不安や恐怖に反応する扁桃体の働きは、体が記憶してしまうので、不安が作り出されやすい体になってしまいます。これがトラウマのメカニズムであり、日常の小さな不安感の積み重ねでも、体は反応し続け、記憶してしまうのです。
愛着障害を持つ人は潜在的に多く、そのような人は慢性的に扁桃体が反応し続けて、コルチゾールレベルが上がっている可能性があるのです。
人は、自分らしく生きられていないとストレスを感じます。
したくもない仕事。
付き合いたくない飲み会。
好みじゃないのに、評判を気にして身につけた服装。
興味があるからではなく、将来の不安を打ち消すために習得する資格。
美味しくもないのに、健康のために摂取する食べ物。
疲れているのに、健康の為にと無理して通うジム。
これらは、心から好きで、したいと思っていない限り、小さな我慢であり、小さなストレスとなって、あなたに蓄積します。
そんな日常の些細な我慢が続くと、身体は慢性的にストレス反応を起こし、コルチゾールを分泌し続けるのです。
コルチゾールが分泌されると、免疫力が抑制されます。
その状態が続くと、身体の中に侵入した細菌やウイルスに抵抗できなくなったり、悪性細胞が発現しても、その増殖を抑えられず、病気になってしまいます。
“病は気から”というのは、あながち間違ってはいません。
不安に思うこと、嫌だと思うことを続ける限り、身体はストレス反応を起こします。
ストレスを感じ続けると、人は病気になります。
自分の人生を大切にすることが、病気にならない秘訣なのです。
