私の栄養コンサルで多いお悩みは
- “糖質制限して、太ってしまった”
- ”ファスティングをしたのに、痩せられなかった”
というもの。
実は、ファスティングで辛い思いしたり、思ったような効果を得られない女性は一定数います。
この記事では、ファスティングをするにあたって必ず確認して欲しい注意点と、ファスティングをしないほうがいい人の特徴をお伝えします。
あくまで、私の知識とカウンセリング経験に基づくものですのでご了承くださいませ。
目次
まず、ファスティングしてはいけない人
- 肝臓疾患、腎臓疾患をお持ちの方
- 一型糖尿病の方
- 持病のある方
- 闘病中の方
- 妊娠・授乳中の方
- 甲状腺機能低下症の方
こういった方はファスティングはしないでください。
ファスティングを積極的におすすめできない人
1.生理中の女性
生理中の女性は、一時的に貧血に近い状態になります。
エネルギー不足や冷えを感じやすいので、ファスティングを続けることが辛なる場合があるため、おすすめできません。
2.排卵日〜生理前の女性
排卵日から生理前というのはですね、妊娠に備えて栄養を蓄えたい時期です。
栄養を蓄えたいのに、栄養を与えなかったら、身体は飢餓と勘違いして代謝を下げてしまうリスクが高まります。
とくにホルモンの分泌が最高潮になる28〜34歳前後の女性は、あえてこの時期にファスティングすることはおすすめしていません。
実際に、思ったほど体重が減らなかったり、空腹をしんどく感じたりと、期待するほどの効果を得られない場合があります。
ただし、血液の浄化作用や腸内環境改善の効果は変わらず得られると思うので、目的やその人の個体差をみて指導しています。
3.甲状腺機能がジワリと下がっている女性
…実はこのケース、多いのです。
本人は気付いていないし、血液検査でも滅多に目にしない項目なので、ほとんどの人が気付いていませんが
私のところに血液検査を持って栄養コンサルを受けにくる方で、『なかなか痩せられないからファスティングしたい』という人は、実は、甲状腺機能が低下して全身の代謝が落ちていることがあります。
そんな人は、ファスティングするとさらに甲状腺機能が低下する恐れがあります。
その場合は、きちんと食事して栄養を摂っていただき、ストレスをなくし、軽い運動などを加えて徐々に代謝をあげていくことが必要ですので、ファスティングを先送りにすることがあります。
4.栄養不足・貧血がある人
栄養不足や貧血がある人は、ふだんからエネルギー不足や代謝障害がありますので、ファスティングをすると余計栄養不足が顕著になってしまい、甲状腺機能が低下する恐れがあります。
とくに貧血がある場合は、食事を抜いてしまうとエネルギーを生み出せずぐったりしてしまったり、貧血の状態を更に悪化させてしまいますので、ある程度食事で貧血や栄養不足を改善してからファスティングをすることが望ましいです。
わたしはファスティングしても大丈夫?
そう思った方は、一度ご相談ください。
実は、わたしも知識が浅いまま『ファスティングをしたら痩せて健康になれるんだ!』と疑わず、5日間ファスティングをして見事に失敗した経験があります。
だって、巷の情報は嬉しい効果ばかり謳っているんだもの。
でも、万人が向いている健康法ではないことを、身を持って経験したのでお伝えしています。
そんな私のファスティング方法はこちらでご紹介していますので、参考になれば幸いです。
