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HSPになり得る遺伝的要因③恐怖麻痺反射の残存

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あかね
あかね
こんにちは♪
現役歯科衛生士・栄養コンサルタントのあかねです(プロフィール)。

臨床分子栄養医学研究会 指導認定カウンセラーとして、セミナーも開催しています♪(セミナー情報

 

敏感すぎる人(HSP : Highly Sensitive Person)の人は

遺伝的に敏感になる体質であることが原因なのではないかと考えています。

遺伝的というのは、遺伝子の問題だけではなく、

生まれつきという意味も含めたいと思います。

ここで取り上げるのは『恐怖麻痺反射』。

この反射が残っている人は生まれつき副腎疲労があり、

刺激やストレスに敏感です。

 

恐怖麻痺反射とは?

恐怖麻痺反射とは原始反射の一つです。

原始反射とは、胎児が生き残り、成長するために子宮内で現れる働きです。

恐怖麻痺反射は、母体が危険や恐怖などのストレスにさらされたときに起こる、胎児の自己防衛反応です。

受胎後5週目くらいから出現し、受胎後12週頃には消失すると言われています。

 

この反射は、ストレスに対して身を縮こませて固まり、

まるで団子虫のように身を丸めることで外部の刺激から身を守ろうとするのです。

胎児にとってこの反応が起こる環境は、母体がストレスを感じた時です。

 

母体のストレスとは?

ストレスとは、交感神経刺激状態であり、アドレナリンやコルチゾールが多く分泌されている状況をいいます。

母体がアドレナリンやコルチゾールを分泌する状況とは

  • 貧血がある時
  • 低血糖を起こした時
  • カフェインを摂っている時
  • 痛みを感じた時
  • 炎症がある時
  • 怪我をした時
  • 家庭環境が悪い時
  • 社会環境が悪い時

 

物理的・精神的なストレスに限らず、栄養不足や炎症も当てはまります。

母体に鉄欠乏や低血糖、炎症があり、常にアドレナリンやコルチゾールが多く分泌されている時。

母体が人間関係や環境にストレスを感じている時。

母体が怪我をしたり、強い痛みがあるとき。

お腹の胎児は母体の分泌するホルモンの影響を受け、身を縮こませて身を守っているのです。

この反射が持続してしまうと、胎児の身体は恐怖麻痺反射を記憶したまま、生まれてきてしまいます。

 

生まれながらのHSP

恐怖麻痺反射が残っている人の特徴は以下の通り

  • 警戒心が強い
  • ストレス耐性が低い
  • 肌・音・視覚的変化などへの感覚過敏
  • 驚くような出来事が嫌い
  • 柔軟に対応できない
  • 疲れやすい
  • すぐに息を詰める
  • 人前で恥をかく状況が嫌い(トラウマになりやすい)
  • 自己信頼・肯定感が低い
  • 愛情を受け取るのも表現するのも苦手
  • 自己否定が強い
  • 極度な恐れ、被害的な妄想
  • かんしゃくを起こす
  • ストレス状況で固まる(場面緘黙)

小池アドバンス講義内容から引用

 

恐怖麻痺反射が残っていると、とにかく危険をたくさん感じて、リスク対策をします。

まさに、HSPの特徴に当てはまっていると思いませんか?

コルチゾールの分泌が多いのは、少しの刺激にストレスを感じてしまうHSPの特徴です。

こういう子供が、不安定な家庭だったり、親からの愛情・承認を十分に受けられずに育つと

常に不安と隣り合わせです。敏感さが増すことは、容易に想像ができると思います。

 

副腎疲労との関係

母体の中でストレスを受け続ける状況下では、胎児の副腎もストレスの影響を受けています。

ということは、生まれる前から副腎に負担がかかった状態。潜在的な副腎疲労があります。

そのうえ恐怖麻痺反射が残存し、生まれてからも警戒心やストレスへの反応が強く、敏感な個体となります。

まさに、副腎疲労になる要素を抱えて生まれてくるので、子供の頃からアレルギーやアトピー、虚弱体質であることが多いようです。

そして、空腹に弱い。

赤ちゃんの時からコルチゾール不足でで血糖値の維持も下手なので、ミルクをこまめに与えないとグスつき、

しょっちゅう泣く赤ちゃんになるそうです。

恐怖麻痺反射が残っていると、自己肯定感が育ちにくい

恐怖麻痺反射が残っていると、内面の成長にも影響を及ぼします。

過剰な恐れや不安があると、失敗に対する恐怖心から、新しい体験への積極性は失われます。

成功体験による自信もつきにくいため、自己肯定感も低くなる傾向があります。

HSPは、肉体的にも精神的にも生きづらさを抱えているのです。

 

恐怖麻痺反射は取り除けるのか

恐怖麻痺反射の消失には統合が必要です。

恐怖麻痺反射が統合・解放される為のキーは「皮膚の発達」。
皮膚が発達することで触れられることがわかり、親や親しい人と触れ合い、【快】を感じます。

皮膚の感覚を通して世界は安心・安全だと徐々に認識し始め、過度な攻撃性が減り、自責の傾向から内省の傾向(過度に自分を責めるのではなく、適度に反省できる)へ移り変わると述べられています。

恐怖麻痺反射の統合方法にこだわる必要はない!大切な事はゴール設定より引用

 

統合については、いろいろな見解があるようです。

長くなりますので、また別記事にまとめたいと思います。

おわりに

わたしは生まれつきの副腎疲労があると知った時、

敏感すぎる人(HSP : Highly Sensitive Person)になり得る大きな要因の一つだと思えてなりませんでした。

常に刺激に対して反応してしまう敏感さは、統合によって改善できるかもしれません。

生きづらさを改善する一つの方法として、この知識がお役に立てれば幸いです。

参考:小池アドバンスのうみそとからだをつなげよう

 

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あかね/体質改善セラピスト
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