歯科衛生士で分子栄養整合医学カウンセラーのPUNIです。

 

 

PMS /PMDDの原因についてはこちらでお伝えした通りです。

さらに、腸内にカンジダ菌が増えるとB6不足が顕著になり、PMSの症状が悪化するということがわかりました。

この記事では、生理前に情緒不安定になる理由と、腸カンジダがどのようにPMSの症状に関わっているのかを解説します。

 

生理前は情緒不安定になるには理由がある


生理前になると気分が落ち込みやすい、イライラする、不安になるなんて女性は多いと思います。

これは、脳内の神経伝達物質のバランスが崩れることによって起こります。

生理前になるとプロゲステロンが増えることで相対的にエストロゲンが減ります。

エストロゲンは

・ドーパミンの分泌

・セロトニンの分泌

に関わっているため、エストロゲンの分泌が減る排卵後〜生理前は、ドーパミンの分泌もセロトニンの分泌も減ってしまいます。

結果、排卵前と比べ気分が落ち込みやすくなったり、集中力がなくやる気が出なかったりします。

 

 

生理前に食べたくなるのは


 

生理前になると、無性に甘いものや辛いものを食べたくなったり、ラーメンやパンを食べたくなる女性は少なくないと思います。

ドーパミン・セロトニン不足からくる生きずらさを脱するため、辛いものやカフェイン・アルコールなどの刺激物・糖質を摂ることで強制的にドーパミンを分泌させたくなります。いわゆるドーピングですね。

また、ラーメン・パン・パスタなどの小麦製品を食べたくなるのも、手っ取り早く脳が“快感”を覚えるからです。

小麦製品の中毒作用について知りたい方はこちら

これらの食品に依存傾向が強くなるのは、ドーパミン・セロトニン不足の『症状』です。

しかし、これらの食品でドーピングすることで、過剰なドーパミンの影響や血糖値の乱高下により、PMSの症状が強くなってしまうのです。

 

血糖値の乱高下についてはこちら

セロトニン不足対策はこちら

PMSの対処法についてはこちら

 

ビタミンB6不足がPMSを悪化させる


セロトニンとドーパミンの合成・代謝にはB6が関わっています。

セロトニン合成にはB6が必要なので、不足しているとセロトニン不足を助長します。

チロシンからドーパミンへの変換にもB6が必要。

ドーパミンから変換されたノルアドレナリン・アドレナリンを無効化するにもB6が必要です。

ドーパミンは適正量分泌されているときはやる気や喜びを生み出すのですが、

過剰に分泌されたり、うまく代謝されずにいると、イライラや不安を引き起こします。

B6不足があると神経伝達物質のバランスが崩れやすのです。

 

【PMS・PMDD】生理前のイライラは遺伝?エストロゲンとアドレナリンの関係

 

 

 

ビタミンB6が不足する原因


B6が不足する主な原因は、(遺伝的要因を持つ人をのぞくと)腸内環境の悪化です。

ビタミンB6は食べ物からも摂取していますが、腸内細菌も合成しています。

悪性菌が増えると腸内での合成が減るのと同時に、消化吸収能も落ちるため、B6不足になりやすい。

さらに、腸内環境が悪いということは、カンジダ菌感染している可能性が高いということ。

カンジダ菌が増えると、さらなるB6不足を招きます

 

カンジタ感染とPMSの関係


悪性菌の増殖で腸内がアルカリ性に傾き、日和見菌であるカンジダ菌が悪性化・腸内に増えることで、カンジダ菌の代謝産物であるシュウ酸が増えます。

シュウ酸はカルシウムと結合して結石の原因となる物質です。

このシュウ酸を代謝するにはAGT(アラニングリオキシル酸アミノトランスフェラーゼ)という酵素が必要らしいのですが、このAGTの補酵素が、これまたB6だというのです。

カンジダ菌が増殖しているような腸内では、B6が合成されにくいだけでなく、シュウ酸代謝のためB6の消費も亢進しているのです。

ということで

カンジダ菌↑ → シュウ酸↑ → B6消費 → COMT↓ → ドーパミン分解↓ ・ エストロゲン分解↓

=ノルアドレナリン・アドレナリン過剰→ PMS悪化

という図式が出来上がります。

 

腸を整えることが、生理前を快適に過ごすカギ


COMTの活性状態がPMS /PMDDの症状に関係しているという見解はこちらこちらでもお伝えした通りです。

しかし、いくらサプリメントで補給したり、食材からの摂取を意識したとしても腸内環境が悪ければ効かすことができないかもしれません。合成阻害・消費・吸収障害の原因を取り除くことが必要です。

腸内環境改善についてはこちら

カンジダ除菌についてはしっかりと準備が必要ですので、別途まとめようと思います。

 

 

終わりに


私はカンジダ除菌してからPMS(変なイライラや激しい落ち込み・胸の強い張り)が軽減した体感があります。

腸内環境は脳神経伝達物質に影響し、メンタルに直結するということを実証する良い体験でした。

もともとのB6不足がひどかったため、私自身は、腸内環境を整えてからサプリメントを足しました。

 

ドーパミンとエストロゲンの代謝が正常化すると、排卵後は『やる気も集中力も出ないな〜』という実感が増します。

でも、それは正常な生理現象なのだと思えるようになりました。

排卵日を過ぎたら、気分良くなる場所をお散歩したり、動物と触れ合ったり、運動したり、大好きな趣味に没頭するなどして、上手にセロトニンとドーパミンを生み出す行動を取り入れて過ごしましょう。

もちろん、栄養をしっかり充足させてあげることも大切です。

カフェインやチョコレート、小麦製品などのドーピングは、なるべく控えられるといいですね。

 

一つでも参考になれば幸いです。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です